音遊び ハンドオカリナ

今回のテーマは、工作ではないのですが、手で作る楽器、ということにしてこのブログのタイトルに無理やり合わせました。ハンドオカリナの話題です。

ハンドオカリナ

ハンドオカリナと呼ばれ、両手で空間を作り音を出す方法があります。まさに手で作るオカリナです。これを昔は何と呼んでいたのか記憶がありません。名前の記憶はないのですが、子供の頃はメロディを吹くことができました。しかし、先日試したところ、できなくなっていました。その後、少し練習して少し音程がコントロールできるようになってきた、というのが現状です。

ところで、手の組み方には何種類かあるようです。「米村傳次郎のおもしろ科学館」(オーム社)にもハンドオカリナが載っています。これによると(本では、はっきりとは分からないのですが)子供の頃の記憶にある手の形とは違っていました。

でんじろうさんのはバレーボールのレシーブの時につかう手の形に近いようです。吹く位置は、親指の付け根の部分です。私が子供の頃にやっていたのは、親指の第1関節あたりを心持上から吹きます。手の使い方は、左手(逆でもよい)の人差し指から小指までを4本揃え、その指先を、右手の親指と人差し指の間に並べ、右手の4本の指は左手の小指の外側を包むようにします。両方の親指を左手の第2関節のあたりに揃えて空洞をふさぎます。従って、空間の大きさは、でんじろうさんの方法よりも少し広がります。

さて、両方試してみたところ、どちらも音はでるようになりました。但し、音程をコントロールするのは私流の方が楽です。昔やっていたためでしょうね。

ハンドオカリナの理論

ところで、オカリナの音の高さがどのようにして決まるか、というのは非常に奇妙です。一般の笛の場合、音の高さは管の長さに反比例します。従って、穴の位置で音程を決めることができます。それに対し、オカリナの場合は、開く穴の面積が広いほど高い音になるようです。もう少し正確には、音の高さは、容積に反比例して開口面積の平方根に比例するらしいのです。実際の演奏の際には、オカリナでは指でふさいだ穴を徐々に開けていくことにより音程を高くします。ハンドオカリナの場合は、手で包んだ空間にできる隙間の大きさで音程をコントロールします。従って、私のやり方はでんじろうさんのより少し低い音が出て音域が広がるはず。というのは理論的な話しであって、実態は???

 

この記事は、2007年に書いた記事を編集し再掲したものです。

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