絵本江戸土産(広重)第7編22 芝増上寺

 絵本江戸土産の第7編の「芝増上寺(しばぞうじょうじ)」です。

 絵には「芝(しば)にありて三縁山(さんえんざん)という。本尊(ほんぞん)は如来(にょらい)、運慶(うんけい)の作、酉誉上人(ゆうよしょうにん)開基(かいき)にて、関東十八ヶ寺談林(だんりん)の中(うち)なり。御当家(ごとうけ)世々(よよ)の御霊屋(みたまや 各家で先祖の御霊を祀るお社)あり。その尊(とうと)きこと言語(ごんご)に及ばず。比(たぐい)あらざる仏地(ぶつち)あり」とあります。

 上の絵は、三解脱門かと思われます。下は、現在の三解脱門です。江戸初期の建立・再建で、今もそのままの形で残っているようです。

 下は、増上寺大殿(本堂)です。右は東京タワーで、江戸時代の増上寺は非常に広い寺域をもっており、東京タワーの辺りまで広がっていたようです。

 

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