名所江戸百景021 春の部 芝愛宕山

 名所江戸百景の「芝愛宕山(しばあたごやま)」です。愛宕神社の表参道の階段(男坂)を登りきったところかと思います。毘沙門天を祀る儀式を終えて階段を上がって来た男性を描いたものだそうです。

 広重は、絵本江戸土産では、「愛宕権現」を下の様に描いています。江戸時代には階段を登りきったところに仁王門がありました。下の絵は、その仁王門を拝殿側から描いています。上の錦絵では、階段を上りこの仁王門にたどり着いた瞬間が描かれています。

 下は、江戸名所図会の「其三 山上 愛宕山権現本社図」の挿絵です。男坂(左下の階段)、仁王門、拝殿の位置関係がよくわかります。

 下は、愛宕神社の一の鳥居と表参道の階段(男坂)です。

 階段を下から眺めたところです。現在、階段を登りきったところに仁王門はなく、その代わり、二ノ鳥居が置かれています。

 なお、二ノ鳥居のさあき、拝殿の少し手前に下のような朱塗りの門があります。

 下は、拝殿です。

 

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