絵本江戸土産(広重)第6編15 浅草御門跡

 絵本江戸土産の第6編の「浅草御門跡(あさくさごもんぜき)」です。

 絵には「観音(かんのん)より西の方にあり、これを東本願寺(ひがしほんがんじ)という。開山(かいざん)教如上人(きょうにょしょうにん)なり。十一月二十二日より二十八日まで開山忌(かいざんき)また御講(おこう)といいて、参詣(さんけい)群衆(くんじゅ)おびただし。当御堂(みどう)の大いなることは世の人の知る処(ところ)、東都(とうと)第一の大御堂(おおみどう)なり」とあります。

 上の絵は、新堀(現在の新堀通り)から眺めた絵で、東本願寺の屋根だけが見えています。浅草御門跡(あさくさごもんぜき)は、浅草御門(あさくさごもん 浅草見附)の跡、という意味ではなく、浅草門跡(あさくさもんぜき 東本願寺の別称 門跡とは、皇族・公家が住職を務める寺院)に御がついたものです。

 下は、東本願寺の本堂です。新堀通りはこの西側(左側)にあります。

 

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