昔の職場の仲間を中心に、国道246号線の近くを通っている大山街道を歩いてみよう、という意見がまとまり、2016年4月に赤坂見附跡を始点として神奈川県伊勢原の大山を目指して歩き始めました。
ルートは、中原龍二郎著「ホントに歩く大山街道」に従うことにしました。この本によると、大山街道はいくつもあるようですが、今回歩く大山街道は、矢倉沢往還とほぼ重複するルートとのことで、赤坂から大山まで約70kmの道程です。下の地図は「ホントに歩く大山街道」に掲載されている大山街道ルート図で、大山街道が黒い太い線で表されています。歩き方としては、このルートを分割し、毎回、この本に書かれた1コースを目安に歩くことにしました(体調、集合地点での交通アクセス等も考慮し、適宜修正しながらですが)。
既に古希を迎えた人、もうすぐ古希を迎える人がメンバーで、全員で大山の頂上を目指します。はてさて、頂上到達はいつのことになりますか。
このブログの各記事には、埼玉大学の谷謙二先生の「今昔マップ3」又は「今昔マップon the web」を使って作成した明治時代後半の地図上のルートマップと、オープンストリートマップを使い作成した現在の地図上のルートマップを挿入してあります。その地図で、赤色の破線は、現在歩ける道で旧大山街道にできるだけ近いルートを表しています。これは、「ホントに歩く大山街道」にほぼ従っています。オレンジ色(場合によっては濃い青色)の破線は、大山街道から少し外れますが寄り道したルートです。①~の記号は写真の説明に対応しています。
また、往時の姿を知るため、浮世絵、渡辺崋山の遊相日記、江戸名所図会、東海道名所図会などをところどころで参照することになると思います。また、金子勤著「大山道今昔 渡辺崋山の「遊相日記」から」も参考にしています。
なお、トップにある浮世絵は、いせはら文化財サイトから借用した五雲亭貞秀「相模国大隅郡大山寺雨降神社真景」です。
では始めます。
明石文雄
今後を期待します。