今回は、小田急線鶴川駅の南側を散策しました(2023/12/14)。上は東光院での一枚です。

下は、今回のコースを示す地図で、グーグルマップを用いています。紫色のマークの史跡の中からいくつか選んで歩きました。

この日の様子をSSさんがビデオで撮ってくださいましたので、先ずビデオで見てください。

以下、写真で紹介します。

小田急線鶴川駅で集合しました。

全員揃ったところで、今日のコースの紹介です(Nさん撮影)。岡上(おかがみ)の里と三輪の里です。自然がよく残った素晴らしいコースです。岡上が川崎市麻生区の飛び地になったことで、開発が遅れた、あるいは、景観地区に指定されたため昔の風景が残った、というようなことを話しています。

さあ出発です。

鶴見川沿いに少し東に向かいます。

鶴見川に沿う下の写真のコースです(TNさん撮影)。

この日は予報よりも雲の少ないよい天気になりました。

下は、本村橋(ほんむらばし)の袂の馬頭観音です。

下が馬頭観音です(TNさん撮影)。かなり欠けています。

これから向かう岡上(おかがみ)地区のお話をしています(TNさん撮影)。

少し坂を登ると、民家の庭が立派な林になっている、岡上の屋敷林と呼ばれるところを通りました(Iさん撮影)。

更に登ると東光院があります。真言宗の寺院です。下は、岡上山(おかのぼりさん)東光院宝積寺の碑で、ここは仁王門に至る入り口ですが、柵で閉じられておりもっと下側から入るようになっています(TNさん撮影)。

下は、長屋門です(Nさん撮影)。今回は、更に下側の門から入ります。

下は本堂です(TNさん撮影)。本尊は兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)だそうです。

本堂の前で東光院の説明です(Nさん撮影)。

紅葉が少し終わりかけてはいるものの、境内は素晴らしい景観でした。

下は仁王門です(TNさん撮影)。

下は、隙間から見た仁王様です(Iさん撮影)。

この周辺はかつて養蚕が盛んだったそうで、この境内には養蚕に関わる言い伝え、碑が残っています。下は、蚕養山(こかげさん)という養蚕に係るお堂があったことを示す碑があります。お堂は現在、川崎市民家園に移築されている、ということです。

蚕養山跡の辺りの高台の風景です(TNさん撮影)。

見事な紅葉です。

東光院を出て、更に先へ進みます(TNさん撮影)。

その先にある高蔵寺に向かいましたが、復興中のため参拝できる日が限られており、この日は境内に入れませんでした(Nさん撮影)。

説明板には参拝可能な日が書いてありました(TNさん撮影)。

周辺には山里の風景が広がります(Nさん撮影)。

その先に、三輪白坂横穴群があります。古墳時代の有力者のお墓だそうで、道の脇に登り口があります(TNさん撮影)。

横穴の一部です。

説明板です(TNさん撮影)。

周辺の道はこのような感じです(Nさん撮影)。

更に進むと三輪小学校の横に、椙山(すぎやま)神社北遺跡があります。下は、その説明板です(Nさん撮影)。小学校の建設前に発掘が進められたようです。

次に椙山(すぎやま)神社を訪ねました。奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)から大物主命(おおものぬしのみこと)を勧請して創建、と伝わるのだそうです。

拝殿の前でNさんのカメラで集合写真を撮りました。

椙山神社の参道入口にある鳥居です(Iさん撮影)。

下は、鶴川地蔵堂です。

下は地蔵堂説明板です(Nさん撮影)。

次に、妙福寺を訪ねました。日蓮宗の寺院です。

鐘楼門です。

諸楼門の説明板です(Nさん撮影)。

現在、本堂は改築中でした(Iさん撮影)。

以前に柿生付近を散策した際に、旧柿生トンネルの付近にあった長福院と瘡守(かさもり)稲荷が妙福寺に移されている、ということでしたので、その場所を住職に伺い、連れて行ってもらいました。

下が、長福院の碑と瘡守稲荷の扁額です(Iさん撮影)。

若々しい歩き方の人が一人(Nさん撮影)。

入るときは横道から入りましたので、帰りは山門(高麗門)から出ました。

次に廣慶寺を訪ねました。曹洞宗の寺院です。

参道入り口には下の写真のように山門があり、参道の両側には、如来像、羅漢像などが並んでいます。下は山門付近です。

下は、山門から本堂側をみた写真です(TNさん撮影)。

下は、参道を外側から撮ったものです(Nさん撮影)。

こんなふうに参道を占有して歩きました(Nさん撮影)。

下は西谷戸横穴墓群です(Iさん撮影)。

全体の様子です。

穴が塞がれているところもあります(TNさん撮影)。

下は説明板です。

下の写真の、沢谷戸自然公園に至る道で、この街路樹はなんだろうか、ということが話題になりました(Nさん撮影)。

下は沢谷戸(さわやと)自然公園です(TNさん撮影)。この公園は七面山を含む自然の中に作られています。

下は熊野神社です。三輪の椙山神社と同様、奈良の大神(おおみわ)神社から大物主命(おおものぬしのみこと)を勧請し創建された、という言い伝えがあるようです。

下は本殿です(TNさん撮影)。

下は熊野神社の由緒です(Nさん撮影)。

この日はここでランチにしました。一軒家を使ったお店で、美味しいランチを頂きました(Nさん撮影)。

ランチの後、岡上神社を訪ねました。

下は金勢様と他の碑で、祠に入っています(TNさん撮影)。

参道はなかなか趣があります(Iさん撮影)。

下は、参道入口にある鳥居で、両部(りょうぶ)鳥居になっています(Iさん撮影)。このあたりの神社では両部鳥居をかなり多くみかけました。これほど多い地区は珍しいかもしれません。

この日はここから、今朝歩いた岡上地区を逆戻りして鶴川駅に向かいました。

さて、今日の復習です。

上に、沢谷戸自然公園の近くの街路樹が何であるか、が話題になったと書きましたが、その時に候補に上がったのは、トウカエデ、モミジバフウ、フウでした。街歩きの後、TNさんから、下のような説明がありました。

下の写真(TNさん撮影)のように、木の幹は割れているがぼろぼろな感じはないので、トウカエデではない。

下の写真(TNさん撮影)のように葉が3裂なので、モミジバフウ(5裂)ではなくフウ(3裂)だろう。ということでした。なるほど論理的。

その他の話題としては、下の写真(TNさん撮影)にある短冊がぶら下がったような木はネムノキだそうです。

下の写真(Iさん撮影)の、落葉した木に大きな丸いボンボンが付いているのはヤドリギだそうです。寄生した植物です。以上、大変勉強になりました。