今回は、小田急多摩線唐木田(からきだ)駅から町田の小山田(おやまだ)周辺を歩きました(2024/12/10)。上は大泉寺での一枚です。

下は、今回のコースを示す地図で、グーグルマップを用いています。紫色のマークの史跡の中からいくつか選んで歩きました。

この日の様子をSSさんがビデオで撮ってくださいましたので、先ずビデオで見てください。

以下、写真で紹介します。

この日は、小田急多摩線の唐木田駅に集合しました。

下は、唐木田駅です(TNさん撮影)。

天井のステンドグラスがとてもきれいです(Iさん撮影)。

全員揃ったところで、今日のコースを確認しています(Nさん撮影)。

さあ、出発です(Nさん撮影)。

この日は、気温は少し低いものの、快晴で風も穏やかで、歩くには最適な天気になりました。

駅前の道を進みます(TNさん撮影)。

最初に尋ねたのは、唐木田稲荷神社です。宇迦之御魂神(うかのみたまのみこと)他の神様を祀っています。

下は、本殿です。

境内には、近隣にあった石仏などが集められまとめられています。本殿の左側には屋根付きで置かれています(TNさん撮影)。

中には、下のように石仏が並んでいます(Iさん撮影)。

下は、本殿の右側の石塔群です(Nさん撮影)。

下は、よこやまの道にある、棚橋の館跡です。よこやまの道については、もう少し後で説明します。

下は、その辺りから南の方を見た写真です。よこやまの道は写真の右から左に通っています。正面の小高いところは小山田(おやまだ)緑地です(Nさん撮影)。

小山田緑地に向かい歩いています。

途中、小田急電鉄の車庫が見えました(TNさん撮影)。

車庫の横に並んでいる清掃工場です(Iさん撮影)。

小山田緑地に着きました。小山田緑地の中を歩こうか、それとも外縁の道を歩こうか、マップで確認をしています(Nさん撮影)。

坂道が多いのですが、小山田緑地の中を歩くことに全員了承しました。

下は小山田緑地の説明板です(Nさん撮影)。地図の下が北ですので、地図の下から上に向かって歩きます。

下は、多摩よこやまの道の説明板です(TNさん撮影)。この説明板には、よこやまの道について様々な視点で書かれて言います。

下は、上の説明板の現在地の周辺です(Nさん撮影)。現在地は小山田緑地の縁にあることが分かります。

下は、上の説明板の万葉歌と様々な古道の位置関係を示した部分の写真です(Nさん撮影)。万葉歌は、大宰府に向かう防人(さきもり)である夫が、飼っていた馬を失ってしまったため多摩の横山を徒歩で行かねばならぬことを悲しんでいる妻の歌です。命の保証のない防人である夫を送る妻の悲しみの深さはいかばかりだったでしょう。

ここから、小山田緑地の中を進むことにしました。きつい坂を登ったところで、視界が開けました。富士山が上の方だけ見えていました。

こんな具合に見えていました(TNさん撮影)。

その先の道の様子です(Nさんさん撮影)。

その先で、ちょっと小休止し、おやつをいただきました。

さらに進んだところで又々小休止です(TNさん撮影)。ここでもおやつをいただきました。

ここは、トンボ池です。その季節が来るとトンボが飛び交うそうです。

小山田緑地を出た後、上根(かさね)神社を訪ねました。元の宇津神社と周辺の神社を合祀し作られたのだそうです。そのため、宇津姫命や牛頭天王など多くの神様が祀られているそうです。

下は、上根神社の碑です。

下は上根神社の拝殿です(Nさん撮影)。

次に、曹洞宗の大泉寺を訪ねました。小山田氏ゆかりの寺院で、とても広い境内で立派な堂宇があります。下は参道入口近くの観音堂です。

下は総門で、6 本柱の冠木(かぶらき)門になっています(Iさん撮影)。

総門を入ると、左手に弁天堂があります(Iさん撮影)。

下は、その先にある、楼門です。二階建てになっており、下に四天王像、上の階に十六羅漢(らかん)像があるそうです。羅漢とは阿羅漢(あらかん)のことで、上座部仏教(小乗仏教とも言われますが、小乗仏教というのは大乗仏教側から見た蔑称です)では悟った人を意味します。

四天王像の一つです(Iさん撮影)。

下のようなとても立派な楼門です。

下は、本堂です(TNさん撮影)。

本堂の前にも羅漢像があります。大乗仏教が主である日本の仏教寺院で阿羅漢の像があるのは、ほぼ禅宗の寺院に限られます。

下は、小山田高家の顕彰碑です。これによると、寺の西北の山腹に、小山田有重、行重、高家の供養塔といわれる宝篋印塔があるようです。又、この一族と大泉寺は近隣の人々の尊崇を集めているようです。

上の碑によると、小山田有重は、平安末期から鎌倉時代にかけての武将で小山田の庄を治めていた人で、息子には源頼朝の御家人になった稲城三郎重成や小山田行重がいます。時代が下り鎌倉時代の末期、有重の子孫である小山田高家が新田義貞に仕えたのだそうです。

大泉寺境内で全員写真を撮りました。Nさんのカメラで、近くにいた我々と同じ世代と思しき女性のグループの一人にシャッターを押してもらいました。女性グループからは「あらー!、紅一点だ」と、すごく羨ましそうな声があがりました。そして「だいじにしなさいよ」との声が聞こえたので、内心すこし後ろめたさは感じたものの即座に「勿論」と答えました。

下は八石(はちこく)地蔵です(TNさん撮影)。

その後、小山田神社を訪ねました。天照大御神が祀られているそうです。

参道の周囲は蓮(はす)田だそうです(Nさん撮影)。

下は説明板です。

下は小山田神社の本殿です(TNさん撮影)。

本殿の裏に種々の石塔が置かれています(Iさん撮影)。

この辺りは、鶴見川の源流に近いところで、下は鶴見川です(Nさん撮影)。

この後、バスで町田駅まで戻り、ランチにしました。

Nさんのカメラで、ランチのお店の人にシャッターを押してもらいました。

もう一枚、反対方向から。

ランチの後、町田駅で解散しました。

この回は今年の街歩きの最後でした。皆さん一年間お疲れ様でした。来年も元気で歩きましょう。