絵本江戸土産(広重)第7編04 請地 秋葉権現境内

 絵本江戸土産の第7編の「請地(うけち)秋葉権現(あきばごんげん)境内(けいだい)」です。

 絵には「請地(うけち)は、隅田川(すみだがわ)の東岸(とうがん)にて、俚俗(りぞく)に向島(むこうじま)という。とくに祀(まつ)れる秋葉の社(あきばのやしろ)、物舊(ものふり)神寂(かんさび)て、神威(しんい)炳然(いちじる)し。殊(こと)にこの社地(しゃち)、景色(けいしょく)よく、都下(とか)の騒客(そうかく)群集(ぐんしゅ)す」とあります。

 ここは現在、向島という地名になっていますが、昔は、請地村が正式な名称でした。当時の秋葉権現の寺域は大変広かったようですが、現在は、その南東の一部のみが境内として残っています。従って、上の絵に描かれたところは現在宅地になっているようです。

 下は、秋葉神社(秋葉権現)の境内です。

 

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