絵本江戸土産(広重)第7編14 目黒元不二下道

 絵本江戸土産の第7編の「目黒元不二下道(めぐろもとふじしたみち)」です。

 絵には「江都(こうと)に冨士(ふじ)と称するもの往々(おうおう)に造(つく)り築(きづ)きて、その数(かず)多くなりぬれど、わきてこの所(ところ)は自然(しぜん)の風景(ふうけい)他に倍(まさ)りたる勝地(しょうち)にて、その道(みち)は三保ケ崎(みほがさき)の容(さま)を模(うつ)して、並松(なみまつ)のむら立(だ)ちもまた物舊(ものふり)たり」とあります。

 旧山手通りの代官山交番前の交差点から南西に入る細い坂道が目切り坂と呼ばれています。目黒元富士はこの辺りにあったようで、説明板がマンションの入口に立っています。

 下はその説明板です。

 上の説明によると、マンションの敷地に富士塚があったということなので、マンションの南側の東急東横線側から写真を撮ってみました。今でもこのような高台になっていますので、江戸時代は見晴らしがよかったことでしょう。

 

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