絵本江戸土産(広重)第7編19 大井の原 (未)
絵本江戸土産の第7編の「大井の原(おおいのはら)」です。
絵には「品川(しながわ)の問屋場(といやば)より西北(にしきた)の方(かた)に入(い)り大井村(おおいむら)へゆく道(みち)なり。広々たる原野(げんや)にして四方(しほう)眼(まなこ)に遮(さえぎ)るものなく、ただ、蟠屈(ばんくつ 複雑に入り組んだ)せる古松(こしょう)のありさま、子の日(ねのひ 正月の最初の子の日に小松を引き抜いて遊ぶ習慣があった)の野辺(のべ)に曳遺(ひきのこ)されたる若松(わかまつ)も少なからず。顧れば蒼海(そうかい)の渺茫(びょうぼう)として遠帆(えんはん)は雲(くも)入(い)るかと疑われて、実に仙境(せんきょう)の俤(おもかげ)あり」とあります。
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