絵本江戸土産(広重)第8編13 赤坂氷川大明神

 絵本江戸土産の第8編の「赤坂(あかさか)氷川大明神(ひかわだいみょうじん)」です。

 上の絵には「それ氷川(いかわ)の社(やしろ)は武蔵(むさし)の一宮(いちのみや)たるをもて本社(ほんしゃ)の摸(うつ)し所々(しょしょ)にあり。就中(なかんづく)この赤坂(あかさか)は大宮(おおみや)に亜(つ)ぐ江都(こうと)の大社(たいしゃ)にして、鎮座(ちんざ)の年暦(ねんれき)を詳(つまびらか)にせず。神寂(かみさび)て諸人渇仰(かつぎょう)す。隔年(かくねん)祭礼及び踊台(おどりだい)*物(なりもの?)等山王神田の下に出す。善美(ぜんび)つくせり」とあります。

 下は氷川神社の鳥居です。上の図の左側の画面の外に当たります。

 下は、氷川神社の拝殿です。上の絵の中央少し上に屋根だけがみえるところです。境内は今も江戸時代と同じような配置、向きが保たれています。

 

 

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