絵本江戸土産(広重)第9編09 藤稲荷
絵本江戸土産の第9編の「藤稲荷(ふじいなり)」です。
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上の絵には「藤稲荷(ふじいなり)に滝(たき)あり。夏日(かじつ)是(これ)にうたるときは冷気(れいき)肌(はだ)を徹(とお)して三伏(さんぶく 夏の最も暑い時期)の暑さを忘れしむ」とあります。
藤稲荷は下落合のおとめ山公園の南側にあります。下の写真は藤稲荷の一の鳥居です。上の絵と同じ位置にあるとすると、この写真の右側には滝があったようですが、現在は宅地になっています。
上の写真の階段を登ると、下の写真のように、右に二の鳥居があってその先に拝殿がありますので、上の絵と同じ配置で残っているようです。とここ迄書いて、二の鳥居と拝殿の間にそれほど高低差のないことに気づきました。上の位置に関する記述については、参道がずれているか、あるいはどこか間違っているようです。