絵本江戸土産(広重)第5編13 上野黒門及三橋の図

 絵本江戸土産の第5編の「上野黒門(うえのくろもん)及(および)三橋(みはし)の図(ず)」です。

 絵には「街(ちまた)に三ツの橋を架(かか)る。これを三橋(みはし)という。俗(ぞく)に、三枚橋(さんまいばし)というは非なり。黒門(くろもん)の方(かた)、爪上がり(つまあがり 少しづつ昇る坂)にして、樹木を見こみ、実に東国(とうごく)第一(だいいち)の梵刹(ぼんさつ)、有難くいと尊(とうと)し。昔時(むかし)この所に仁王門(におうもん)ありけるが、明和(1764~1772)の火災(かさい)に回祿(かいろく 火災に遭うこと)せしよし。今は、左右の礎(いしずえ)のみ残る。これを俗(ぞく)に袴腰(はかまごし)という」とあります。

 下の写真は、三橋のあった辺りから黒門の方向をみた写真です。

 

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