絵本江戸土産(広重)第5編15 其三 清水堂花見

 下は、上野「其三 清水堂(きよみずどう)花見(はなみ)」です。

 「其三 清水堂花見」の絵には、「右の山王(さんのう)に隣(とな)る舞台(ぶたい)高欄(こうらん)悉(ことごと)く朱塗りにして荘厳(そうごん)美を尽くせり。この傍(ほとり)彼岸桜(ひがんざくら)の大木(たいぼく)数十株(すうじっちゅう)ありて、春時(しゅんじ)の一(いつ)奇観(きかん)更に雲の如く、雪に似たり。都下(とか)の老若(ろうにゃく)競いあつまり、割籠(わりご 弁当箱のような容器)を携え、小竹筒(ささえ 酒を入れる携帯用の筒)を開きて、賑(にぎわ)いことばに尽(つく)しがたし」とあります。

 下は、現在の清水観音堂です。

 

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