絵本江戸土産(広重)第6編20 新川新堀霊岸島

 絵本江戸土産の第6編の「其二 新川(しんかわ)新堀(しんほり)霊岸島(れいがんじま)」です。

 絵には「此所(このところ)は鐵砲洲(てっぽうず)の海より艀(はしけ)ぶねの入(い)る小川(おがわ)にして、両岸(りょうがん)の土庫(ぬりごめ 土蔵のこと)軒(のき)をつらねて商賈(しょうこ 商人のこと)売買(ばいばい)輻輳(ふくそう)の地なり。風景(ふうけい)雅(が)ならざれどもまた俗(ぞく)ならず」とあります。

 新川(しんかわ)というのは、現在は地名であり、隅田川(東側)、日本橋川(北側)、亀島川(西と南側)に囲まれた地域のことを指し、霊岸島と呼ばれます。

 しかし、江戸時代、霊巌島の中央を東西に流れる川が新川(しんかわ)と呼ばれており、これが地名の由来になっています。また、新堀(しんほり)は日本橋川のことです。

 と、ここまで地名を調べましたが、上の絵に描かれている川がなんであるか、未だよく分かっていません。

 下は、亀島川に架かる永代通りの霊岸橋です。

 下の写真は、亀島川に架かる高橋から鉄砲洲側を見たものです。

 

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