絵本江戸土産(広重)第7編12 関口上水端 芭蕉庵 椿山
絵本江戸土産の第7編の「関口上水端(せきぐちじょうすいばた) 芭蕉庵(ばしょうあん) 椿山(つばきやま)」です。絵の右手前に駒塚橋が見えます。この橋は現在少し上流(絵の左上側)にあります。
絵には「関口(せきぐち)というは、この書(しょ)前の編に図(ず)したる井の頭の池(いのがしらのいけ)より東都(とうと)へひく上水(じょうすい)の別れ口にて、一つは上水に入(い)り、餘水(よすい)は江戸川(えどがわ)へ落(おつ)る。本字(ほんじ)堰口(せきぐち)に作るべし。させる風景(ふうけい)の地(ち)ならずといえども、水に望み広野(こうや)に望(のぞ)みて、只管(ひたすら)閑雅(かんが)の地なるにより、俳諧者流(はいかいしゃりゅう 俳諧の仲間)この菴(いお)を作り会合(かいごう)して風流を遊(あそ)ぶ」とあります。
下の写真は、関口芭蕉庵の門です。
下は、門の前の神田川、写真に見える橋は駒塚橋です。