絵本江戸土産(広重)第9編06 礫川伝通院

 絵本江戸土産の第9編の「礫川伝通院(こいしかわでんつういん)」です。

 上の絵には「礫川伝通院(こいしかわでんつういん)内(ない)なる大黒天は本堂に対(むかい)て左の方にあり、利益(りやく)もっとも験(いしじる)しとて甲子(きのえね)の日には別(わけ)て参詣(さんけい)群集(ぐんしゅ)せり」とあります。

 江戸名所図会の挿絵を参考にすると、中央の手水舎の向こうは太子堂で、大黒天を置いてあるのは左奥のお堂かと思われます。

 下は、小石川伝通院の山門です。

 上の山門の左手前に福寿院(創建時は伝通院の末寺)があり、この本堂に大黒天が祀られています。下は、福寿院の本堂で、幼稚園と同じ敷地にあります。

 

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