絵本江戸土産(広重)第十編02 山王権現 (未)

 絵本江戸土産の第10編の「山王権現(さんおうごんげん)」です。

 上の絵には「山王権現(さんおうごんげん)は神田明神(かんだみょうじん)に等(ひと)しく、是(これ)を俗(ぞく)に天下祭(てんかまつり)というて、何(いず)れも上覧(じょうらん)あり。されば、在江戸(ざいえど)の諸侯方(しょこうがた)より、警固(けいご)の長柄(ながえ)足軽(あしがる)など出(いだ)されて、そのさま尤(もっと)も厳重(げんじゅう)なり。祭事(さいじ)は六月十五日にこそ」とあります。

 祭礼の際は、山車や踊り台が山下御門に集合し、山王権現社まであるき、その後、半蔵門を通って場内に入り、常盤橋御門からでた、ということです。上の絵は、半蔵門から練り込む様子です。

 

 

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