絵本江戸土産(広重)第十編03 霊巌島 湊橋

 絵本江戸土産の第10編の「霊巌島(れいがんじま)湊橋(みなとばし)」です。

 上の絵には「爰等(ここら)は水路(すいろ)自在(じざい)の場所(ばしょ)ゆえ、富饒(ふにょう)の商家(しょうか)蔵(くら)を立(たて)ならべて船荷(ふなに)をおさむる便宜(びんぎ)の地(ち)なり。酒楼(しゅろう)なども多(おお)くありて、鮮魚(せんぎょ)を調理(ちょうり)し出(いだ)す事、他に増(まさ)れり」とあります。

 絵の手前が湊橋、中央に小さく見えるのは霊岸橋、右の画面に見える蔵は茅場河岸かと思われます。

 下の写真は、現在の湊橋で、東側から西側を撮ったもので、広重の絵に近い方角なのだろうと思います。

 

 

 

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