絵本江戸土産(広重)第1編09 木母寺 料理屋 御前栽畑内川
絵本江戸土産の第一編の「木母寺(もくぼじ)料理屋 御前栽畑(ごぜんさいはた)内川(はたうちがわ)」です。
絵には、「この寺内(じない)に、梅若の塚あり。毎年三月十五日念仏供養をなす。境内名高き料理やありて、四時(しいじ 四季)賑わう。北にあたりて御前栽畠(ごぜんさいはた)というあり。此の所に作りし松多くあり。尤(もっとも)美景(びけい)云うばかりなり」とあります。
下は、木母寺前庭です。防災環境を整える一環で、木母寺は江戸時代の位置から数百m隅田川の方向に移されたようで、境内には当時の俤はありません。前庭は綺麗に花で飾られています。
下は、木母寺正面です。
境内に入り左側が本堂で、右側に謡曲「隅田川」で知られる梅若塚があります。