絵本江戸土産(広重)第3編18 赤坂桐畑 永田馬場 山王社
絵本江戸土産の第三編の「赤坂桐畑(あかさかきりばたけ)永田馬場(ながたばば)山王社(さんのうやしろ)」です。
絵には、「この辺(へん)すべて山水(さんすい)の景地(けいち)なりといえども、常に見なれて人是(これ)を称(しょう)することなきぞ遺憾(いかん)なるべし」とあります。
絵の手前が赤坂桐畑で、中央が溜池、絵の右(描いている位置から陸続き)に馬場があるものと思われます。絵の中央の小高い丘が山王社(現在の日枝神社)で、手前(溜池のほとり)は寺院群かと思われます。
現在、溜池はありませんので、この辺りは、江戸時代とは地形もまったく異なっています。
下は山王社(日枝神社)の参道と本殿です。