絵本江戸土産(広重)第5編02 駿河町
絵本江戸土産の第5編の「駿河町(するがちょう)」です。
絵には「日本橋通り、北の方なり。この辺、すべて繁華(はんか)はるうえに、三井(みつい)前後の店(たな)殊(こと)に名高く、見世(みせ)のかかり、出庫?のさま、実(じつ)に目を驚(おどろ)かせり。この所にて西の方を臨(のぞ)めば冨士が嶺(ふじがね)正面にして四時(しいじ)絶景なり。故に駿河町の名ありという」とあります。
上の絵の越後屋(現 三越百貨店)の看板には、当寺画期的な商法であった「げんきん、かけねなし」という文字が見えます。
駿河町は日本橋三越のあたりで、現在、下のようになっています。