絵本江戸土産(広重)第5編09 神田明神の社
絵本江戸土産の第5編の「神田明神の社(かんだみょうじんのやしろ)」です。
絵には「聖堂(せいどう)の北に在り、聖武帝(しょうむてい)の天平二年(730)大巳貴命(おおあなむちのみこと 大国主)を鎮座(ちんざ)す。後(のち)、平親王将門(へいしんのうまさかど)の霊を合せ祀るといい伝う。祭礼(さいれい)隔年九月十五日江都(えど)の大祭(おおまつ)り山王(さんのう)と当社(とうしゃ)なり。境内(けいだい)高(たか)くして石階(せきかい)あり、見渡せば下谷(したや)、浅草(あさくさ)いうに及ばず、晴天には芝浦(しばうら)をも見する古今(ここん)の遠景(えんけい)あり」とあります。
上の絵は神田明神の鳥居です。
下は、神田明神の本殿です。