名所江戸百景028 春の部 品川御殿やま

 名所江戸百景の「品川(しながわ)御殿やま(ごてんやま)」です。崖のように見えているのは、台場を築くために土を削り取った跡です。

 広重は、絵本江戸土産では何枚かの絵を描いています。

 下は、「御殿山の花盛」2枚組です。

 江戸時代末期、台場を築くために御殿山を削っており、そのため、風景がかなり変わったようです。広重は、絵本江戸土産の第7編20に「再出 御殿山当時のさま」としてもう一枚描いています。

 江戸名所図会では、「御殿山看花」として、下のように描かれています。土を削る前の様子かと思われます。

 下は、その辺りに築かれた御殿山庭園の一角です。

 

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