名所江戸百景046 夏の部 鎧の渡し小網町

 名所江戸百景の「鎧の渡し(よろいのわたし)小網町(こあみちょう)」です。この川は日本橋川で、鎧橋の付近です。江戸時代には鎧橋は架けられておらず、渡しが使われており、鎧の渡しと言われていました。下は、茅場町側から小網町側を見た絵で、当時、小網町川には白壁の蔵が並んでいたことが分かりますが、この川筋には両岸に蔵が並んでいたようです。

 広重は、絵本江戸土産では、「江戸橋小網町」を、下の様に描いています。

 絵本江戸土産には、江戸橋の見える「鎧の渡」もあります。上の絵とは逆の視線で描かれており、船の舳先に見える橋が江戸橋です。

 

 

 下は、江戸橋です。東側から撮っています。

 鎧の渡の辺りには現在鎧橋があります。下は、鎧橋から日本橋川を移したものですが、日本橋川の上を高速道路が走っており、景色を楽しむ気もおきません。

 

 

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