絵本江戸土産(広重)第十編09 浅草観世音の境内
絵本江戸土産の第10編の「浅草観世音(あさくさかんぜおん)の境内(けいだい)」です。
上の絵には「浅草観世音(あさくさかんぜおん)の境内(けいだい)にて、極月十七、十八の両日年の市(としのいち)とて注連飾(しめかざり)の類(たぐい)より都(すべ)て春(はる)待(ま)つ料具(りょうぐ)鬻(ひさ)ぐ諸人(しょにん)蟻(あり)のごとく群集(ぐんしゅ)して是(これ)を調(ととの)う」とあります。
上の絵の大きな屋根が観音堂(本堂)で、右側に三重塔があります。ただし、当時の三重塔は現在とは位置が異なっています。
浅草観音堂については、「絵本江戸土産(広重)第6編11、12、13&14 金龍山観音堂奥山、其二 同所辨天山、其三 雷神門 & 其四 雷神門前廣小路並木茶屋」にも描かれています。