名所江戸百景004 春の部 永代橋佃しま

 名所江戸百景の「永代橋(えいたいばし)佃(つくだ)しま」です。

 永代橋の橋の下から佃島側を描いたものです。篝火を焚いて白魚を取る漁の様子が描かれています。

 上の絵は、永代橋(下の地図のオレンジ色の円の辺りにあった)の橋桁で、そこから、佃島(下の地図の赤い円の辺りだった)を向いて描いています。

 広重は絵本江戸土産に何枚か、永代橋と佃島を描いています。下は、「永代橋」で、詳細は私のブログ「絵本江戸土産(広重)第2編08 永代橋」を参照してください。

下は、「佃白魚網夜景」で、名所江戸百景の絵と同じく夜景を描いています。詳細は、「絵本江戸土産(広重)第2編09 佃白魚網 夜景」を参照してください。

 佃島についてはもう一枚、下の「狼煙」の絵を描いています。詳細は「絵本江戸土産(広重)第2編10 同所 狼煙打上の図」を参照して下さい。

 永代橋については下のような絵もあります。詳細は、「絵本江戸土産(広重)第十編18 永代橋」を参照して下さい。

 江戸名所図会の「佃島白魚網」では、下の様に描かれています。詳細は、私のHPの「歴史散歩 江戸名所図会 巻之一 第ニ冊」を参照して下さい。そこには、「佃島白魚網」の絵の他に、「永代橋」、「佃島 住吉神社」、「其の二 湊稲荷社」なども描かれています。

 現在の佃島は高層マンションが立ち並び様変わりしています。下の写真は、隅田川の水上バスから見た永代橋と佃島です。

 ここが、白魚漁をしていた辺りでしょうか。

 

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