絵本江戸土産(広重)第2編10 同所 狼煙打上の図
絵本江戸土産の第二編の「同所 狼煙(のろし)打上(うちあげ)の図」です。
絵には、「毎年(まいねん)夏の末より秋に至り、この嶋(しま)にて狼煙(のろし)の稽古(けいこ)あり。都下の老若(ろうにゃく)扁舟(へんしゅう)に棹(さおさ)して是(これ)を見物(けんぶつ)す。宛(あたか)も湖(みずうみ)に木の葉の散浮(ちりうかぶ)が如し」とあります。
上の絵は、住吉社のある佃島を東側から描いている絵ですが、現在の佃は埋め立てられて広い領域になっています。江戸時代の佃島は、現在の佃一丁目にあたります。
下は、住吉社(現在の住吉神社)です。
住吉神社の北側にはタワーマンションが林立しており、永代橋側からは下のように見えます。