絵本江戸土産(広重)第2編16 赤羽根水天宮
絵本江戸土産の第二編の「赤羽根(あかばね)水天宮(すいてんぐう)」です。
絵には、「久留米候(くるめこう)の内にあり、この辺、山に副(そ)い、海に近く、四時(しいじ)の眺望(ながめ)あるが中にわきて雪中(せっちゅう)の景色(けいしょく)この地に倍(まさ)るはなし。毎月五日を縁日として都下の老若(ろうにゃく)あゆみを運ぶ」とあります。
赤羽根水天宮は、筑後久留米藩有馬屋敷の中、中之橋側にあったようです。現在は、下の写真のように住友不動産麻布十番ビルが建っています。