絵本江戸土産(広重)第5編06 昌平橋聖堂
絵本江戸土産の第5編の「昌平橋(しょうへいばし)聖堂(せいどう)」です。
絵には「右に出(いだ)せる筋違橋(すじかいばし)と並び架(かか)るを昌平橋(しょうへいばし)といい、西の方へ昇(のぼ)りを昌平坂(しょうへいさか)という。ここに聖堂(せいどう)あり。大成殿(たいせいでん)には孔子及び十哲(じってつ)の像を祀(まつ)らるるよい、春秋(しゅんじゅう)釈奠(せきてん)の礼(れい)あり。学問修行のものここに寄宿(きしゅく)す。本朝(ほんちょう)第一の学校(がくこう)なり」とあります。
上の絵に見える川は神田川で、先に見えるのが、昌平橋です。画面の左側の丘の上にみえるのが聖堂の壁で、その前の道が昌平坂のはずです。
下の写真は、現在の聖堂前の昌平坂です(仲間のNさんから拝借しました)。上の絵の丘の上に見える様子に近いようです。