絵本江戸土産(広重)第5編20 谷中天王寺
絵本江戸土産の第5編の「谷中天王寺(やなかてんのうじ)」です。
絵には「元(もと)これを感応寺(かんのうじ)という。文政(1818~1831)の頃にや、寺号(じごう)を改めたり。境内(けいだい)桜多くして、其梢(こずえ)繁(しげ)く色を争う。浅黄桜(あさぎざくら)と称するもの五層の塔の前にあり。春時(しゅんじ)満開のとき、樹下(じゅか)に来(きた)れば花の帳(とばり)に座するが如く、また、仙境の思いをなせり」とあります。
現在、天王寺はありますが、五重塔はありません。下は、天王寺の山門です。
下は、五重塔跡の写真です。この周辺は、谷中霊園になっています。