絵本江戸土産（広重）第６編06　衣紋坂見帰柳

　絵本江戸土産の第６編の「衣紋坂（えもんざか）見帰柳（みかえりやなぎ）」です。

　絵には「右（みぎ）日本堤（にほんつつみ）より西の方へ入れば新吉原町（しんよしはらまち）なり。その下り口（おりくち）に一本（ひともと）の柳（やなぎ）あり。これを見返り柳（みかえりやなぎ）という。またその下り口（おりくち）を衣紋坂（えもんさか）という。これはこの廓（さと）へ来（きた）る人、ここにて衣紋（えもん）をつくろうゆえのの名。柳（やなぎ）は後朝（こうちょう　きぬぎぬ）この辺より跡（あと　後ろ）を見かえる故の名なるべし」とあります。

　下の写真は、吉原大門の交差点にある見返り柳の碑です。