シャボン玉遊び
夏の遊びの一つには必ずシャボン玉があげらると思います。ここでは、シャボン玉遊びのコツと注意について書きます。
シャボン玉で楽しく遊び、遊んだ後で困ったことにならないようにするためには、シャボン液の作り方、シャボン玉を膨らます道具、安全について考えておく必要があります。
1.シャボン液の作り方
シャボン液の作り方については、ホームページで探すとすぐみつかります。水と食器用液体洗剤、PVA系の洗濯のり、の組み合わせが多いようです。PVA系洗濯のりはシャボン玉を強くするために使われます。効果は大きいのですが、シャボン玉がこわれて壁や床に跡が残り、洗い落とすのがなかなか大変です。そのため、洗濯のりは使わず、砂糖や蜂蜜などを使う人も多いようです。
つまり、できるだけ大きなシャボン玉を作りたい、という場合は、洗濯のりを使いシャボン玉を丈夫にし、外の広いところで、かつ、洗い流しやすいところを選んで遊ぶ、ということになります。特大のシャボン玉にこだわる訳ではない、という場合は、砂糖や蜂蜜などを使えばよいでしょう。
なお、水と洗剤その他の配合比率についてはインターネットなどで調べるとすぐに分かりますが、普通の遊びでは、比率はかなりいい加減でも問題ありません。但し、大きさに挑戦するような場合は、実験を重ね、自分なりの最適な配合を探す必要があります。なにしろ、そもそも、液体洗剤、洗濯のりに含まれる成分がものにより異なりますし、又、水質にも影響する、という報告もあるくらいですから、奥は深いのです。
2.シャボン玉を膨らます道具
シャボン玉を膨らますには、先ずはストローでしょう。しかし、大きなシャボン玉を作るには、ストローではなく、針金を輪にしたものを使いとよいでしょう。このような輪(リング)を使う例は、ホームページで探すとすぐ見つかります。そして、針金を輪にして(20cm~30cm程度の輪)にして毛糸を巻くとよい、と書いてあります。シャボン液を十分に含ませるためです。
このように、毛糸を巻いてもよいのですが、私は、綿ロープに針金を通してから輪っかにし、針金の端をひねって持ち手になるようにしています。でき上がりは下の写真のようになります。中が中空になっている手芸用の綿ロープ(100円ショップで買えます)を使うと便利です。実は、内心では綿ロープを使うのは私のオリジナルアイデアかなと思っていたのですが、念のために今一度インターネットで検索したところ、結構、綿ロープを愛用している人が見つかり、ちょっとがっかりでした。
なお、リングのサイズは、直径が20cm程度あれば、結構大きなシャボン玉ができ、大いに楽しめます。もっと大きくしてもよいのですが、径を大きくすると、輪っかのゆがみが大きくなりやすく、扱いづらくなります。大人向きです。
ところで、ストローで大きめのシャボン玉を作るには、どうしたらよいのでしょうか。基本的には、ストローの先にシャボン液が沢山溜まるような仕掛けをつけることです。インターネットで検索すると、いろいろな方法が見つかります。ストローの先を割って開く、とか、ストローの先に毛糸などを巻くことにより、液が溜まりやすくなる工夫がしてあります。試してみて下さい。
3.シャボン玉作品
上のようにして作ったリングやストローを使い、いろいろな遊び方ができます。遊びの呼び名は私が勝手に付けたものです。
大きなシャボン玉 : リングを使い、とにかく大きいシャボン玉を作る。
シャボン玉製造機 : 輪っかにシャボン幕を張り、シャボン玉にストローで息を吹きかける。
シャボン玉inシャボン玉 : 大きなシャボン玉を作り、そこに、直接息を吹きかけるかストローで吹いて、中にシャボン玉を作る
ポップコーン : 輪っかにシャボン膜を張った状態にして、ストローを使ってそこに小さなシャボン玉を沢山のせる。
ぶどう : ストローの先に小さなシャボン玉を沢山つける。テクニックが必要です。
その他にもたくさんあります。大きなシャボン玉を作るのに飽きたときには、いろいろ試してみて下さい。
4.安全
シャボン液の材料は液体洗剤や洗濯のりですので、当然にも飲んではいけません。作ったシャボン液は、乳幼児の手の届かないところに保管して下さい。また、ストローを使う場合は、幼児が吸い込んだりしないように指導する必要があります。また、シャボン玉遊びの後は、手を洗うように指導して下さい。
上にも書きましたが、使う材料、シャボン液の量によっては、後片付けにも十分な注意がいります。
では、お子さんと一緒にシャボン玉遊びを存分に楽しんで下さい。
なお、この記事は、2009年の記事を編集し再掲したものです。