2025年11月29日 / 最終更新日時 : 2025年11月29日 arasan 宗教 「新アジア仏教史12 日本Ⅱ 躍動する中世仏教」奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) この巻は、中世仏教史を扱っています。11世紀~16世紀の期間で院政期から戦国期に当たります。以前は、この時代は鎌倉仏教を誕生させ、民衆救済活動に積極的に関わり、社会的にも大きな影響力を持った時代だったとされてきました。そ […]
2025年11月22日 / 最終更新日時 : 2025年11月22日 arasan 宗教 「新アジア仏教史11 日本Ⅰ 日本仏教の礎」奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) 新アジア仏教史はこの11巻目から日本の仏教になります。この巻では、仏教が伝来しそれが広まる状況が書かれています。この巻の目次は下のとおりです。 第1章 仏教の伝来と流通第2章 奈良仏教の展開第3章 最澄・空海の改革第4章 […]
2025年11月15日 / 最終更新日時 : 2025年11月15日 arasan 宗教 「新アジア仏教史07 中国Ⅱ 隋唐 興隆・発展する仏教」 奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) 本シリーズでは、中国の仏教を伝来期、興隆期、持続期と分けており、本巻は中国仏教の興隆期に当たります。中国仏教は常に国家体制と深くかかわりながら展開したので、教理の変遷だけではなく、国家体制、文化と関わりながら説明した、と […]
2025年11月13日 / 最終更新日時 : 2025年11月13日 arasan 宗教 「新アジア仏教史06 中国Ⅰ 南北朝 仏教の東伝と受容」奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) 本シリーズでは、中国の仏教を伝来期、興隆期、持続期と分けていますので、本巻は中国仏教の伝来期に当たります。中国では、インド伝来の仏教思想を「漢訳」(サンスクリット語から漢語に翻訳)するという形で受容しました。そのことが、 […]
2025年11月5日 / 最終更新日時 : 2025年11月5日 arasan 宗教 「新アジア仏教史05 中央アジア 文明・文化の交差点」奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) 第一章では、インドを出て中央アジアで展開された仏教について解説されています。 私達は、仏教を三国伝来と称し、インドから中国へそして日本へ伝わったと理解しています。しかし、インドから直接中国へ伝わったわけではなく、中央アジ […]
2025年11月2日 / 最終更新日時 : 2025年11月2日 arasan 宗教 「新アジア仏教史04 スリランカ・東南アジア 静と動の仏教」奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) インドで生まれた仏教は、北へ向かい東アジアに到達し大乗仏教となり、スリランカ及び東南アジアでは上座仏教として広がりました。この巻では、東南アジアを中心とした地域のなかで生活の中に生きている仏教について詳しく解説しています […]
2025年10月30日 / 最終更新日時 : 2025年10月30日 arasan 宗教 「新アジア仏教史03 インドⅢ 仏典からみた仏教世界」奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) この巻は、経・律・論の三蔵からなる仏典に焦点をあてたもの、ということです。仏典の量は極めて多く、八万四千あるのだそうです。この巻の目次は下のようになっています。 第1章 仏伝からみえる世界第2章 初期経典と実践第3章 律 […]
2025年10月25日 / 最終更新日時 : 2025年10月26日 arasan 宗教 「新アジア仏教史02 インドⅡ 仏教の形成と展開」奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) この巻は、西洋社会で仏教が再発見される過程、原始仏教の誕生、部派仏教と大乗仏教の成立、そして密教の成立が説明されています。目次は以下のとおりです。 第1章 近代仏教学の形成と展開第2章 原始仏教の世界第3章 仏教教団の展 […]
2025年10月24日 / 最終更新日時 : 2025年10月27日 arasan 宗教 「新アジア仏教史01 インドⅠ 仏教出現の背景」奈良康明他編(佼成出版社 電子書籍版 2018) この本は、佼成出版社の「新アジア仏教史」シリーズの第1巻です。 「新アジア仏教史」シリーズ 1972年に、佼成出版社から「アジア仏教史」全20巻が出版されました。その後、2010年から2011年にかけて、新しい研究業績を […]
2025年10月12日 / 最終更新日時 : 2025年10月15日 arasan 宗教 「縄文人の死生観」山田康弘(角川ソフィア文庫 2018) 著者は2008年に「生と死の考古学」を出しており、それを文庫化し再出版したのがこの本だということです。 文字記録のない縄文時代の死生観を一体どうやって推測するのか不思議なのですが、著者は、埋葬の方法、状況から、縄文時代の […]
2025年10月10日 / 最終更新日時 : 2025年10月11日 arasan 宗教 「反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―」松本あんり(新潮選書 2015) 新潮社のサイトでは、この本について以下のように紹介されています。 アメリカでは、なぜ反インテリの風潮が強いのか。なぜキリスト教が異様に盛んなのか。なぜビジネスマンが自己啓発に熱心なのか。なぜ政治が極端な道徳主義に走るのか […]
2025年9月8日 / 最終更新日時 : 2025年9月8日 arasan 宗教 「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」ダニエル・ソカッチ(NHK出版 2023) 立場 イスラエルに関する問題は、著者が誰かにより、書かれる内容が大幅に変わると思われます。この本の著者は、アメリカのリベラルなユダヤ人コミュニティの出身なのだそうです。著者は、「読者が、本書の内容に賛同することはないかも […]
2025年7月28日 / 最終更新日時 : 2025年8月6日 arasan 宗教 「大乗仏教 仏陀の教えはどこへむかうのか」佐々木閑(NHK出版新書 2019) この本は、過去に読んだ仏教関係の解説書の中で最もインパクトを受けた本の一つです。この本のおかげで、私の仏教への理解は一段上がったような感じがしました。この本では、数ある大乗仏教の経典(お教)からいくつかを選び、その特徴、 […]
2025年6月1日 / 最終更新日時 : 2025年8月9日 arasan 宗教 「<狂い>と信仰 狂わなければ救われない」町田宗鳳(PHP新書 1999) 著者は臨済宗の僧侶で大学でも教えている方のようです。この本では、「悟る」とはどういうことか、どういう状況か、をいうことを書いています。実は、前に書いたブログ記事「私達凡人も悟ることはできるか」を書く際にこの本を参考にしよ […]
2025年5月27日 / 最終更新日時 : 2025年8月4日 arasan 宗教 私達凡人も悟ることはできるか 仏教の悟りというのはなかなか難しそうですが、ここでは、現在ある様々な瞑想法のどれかを利用し、日常生活をしながら、すこしでも悟りに近づくことはできないものか、ということを考えてみました。 悟りと言っても定義がよく分かりませ […]
2025年5月26日 / 最終更新日時 : 2025年5月26日 arasan 宗教 様々な瞑想法とそれらの特徴 自分の能力を高めたい、ストレスから開放されたい、不安に苛まされているのでなんとかしたい、など様々な理由で、瞑想を試みる人が多いようです。ここでは、様々な瞑想について、その特徴などを考えてみます。過去に私もいくつか試してい […]
2025年5月24日 / 最終更新日時 : 2025年5月27日 arasan 宗教 仏教の「悟り」とはどういうことか 悟り、というと、私達は仏教の悟りのことを思い浮かべます。しかし、悟りとはどういう状態をいうのでしょうか。悟りについて述べているのは禅僧、というイメージです。ところが、お坊さんによりいろいろな悟り体験があるようです。 悟っ […]