ちびでぃ~のProをArduinoIDEでプログラミング
別の記事に書いたように、ステアリング制御用の電圧をサーボモータ用のPWMに変換するプログラムをArduino互換のちっちゃいものくらぶの「ちびでぃ~のPro」で作ってみました。ところが、その際、しばらくぶりでArduino IDEを使おうとしたら、最近は随分バージョンが上がっているらしいと分かりました。それで、バージョンアップをしたのですが、仕組みが随分と変わっていてやり方が分からずいろいろと苦労してしまいましたので、以下に、Arduinoに関わる手順をメモしておきます。
先ず、何をしたいのかを書きます。ちびでぃ~のProは今となってはかなり非力なATmega8を使っているボードです。Arduino IDEがサポートしていないようなので、ボード制御プログラムを加えなくてはいけません。C言語も忘れてしまったので、ArduBlockを使うことにしました。
以上のようなことを行うために、以下のような一連の手順が必要です。
Arduino IDEをインストールする。
ATmega8 の制御情報をArduino IDEに加える。
ArduBlockをインストールする。
Arduino IDEのインストール
先ず、Arduino IDEをインストールします。その方法については色々なサイトに書かれていますが、例えば、「Arduino IDEインストール方法 – Windows編」というページを参考にできます。この作業は特に問題ないと思います。
ATmega8 の制御情報の追加
次に、今回使う「ちびでぃ~のPro」というボードを制御するための情報を追加します。古いバージョンでは、boards.txtというテキストファイルに、新たなボードの情報を追加することで対応していましたが、現在のバージョンでは、ボードマネージャーを使い、ボード制御プログラムを追加する形になりました。ちっちゃいものくらぶのサイトを見ると追加のテキストファイルは分かるのですが、ボードマネージャを使う場合のファイルが分かりませんでした。なお、ボードマネージャの一般的な使い方は、上の、「Arduino IDEインストール方法 – Windows編」というページに書いてあります。
サイトを検索し、ATmega8のボード情報を保存してあるサイトを見つけることができましたので、今回は、それを使うことにしました。
上の「Arduino IDEインストール方法 – Windows編」というページに従って、追加作業をしますが、ATmega8の場合は、「追加のボードマネージャのURL」のところには下のアドレスを書き込むことになります。
https://mcudude.github.io/MiniCore/package_MCUdude_MiniCore_index.json
その後、「OK」をクリックし、追加情報を検索しインストールします。それが完了したら、Arduino IEDの「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ」の中から目的のボードを選びます(私の場合はATmega8)。必要に応じて、Clockなどの情報を選びます。
これで追加完了のハズです。
ArduBlockのインストール
今回は、「ArduBlock-ダウンロード・設定方法」というページを参考にインストールしました。特に問題なくインストールできると思います。
ArduBlockの使い方については例えば「Arduino勉強会/C1-ArduBlockをはじめよう」というページが参考になります。