EverNoteからOneNoteへの移行 するかしないか

二つのノート

今まで、EverNoteでメモ等を書き溜めていましたが、無料の場合は端末が2台しか使えなくなっています。一方、OneNoteはもう少し条件は緩そうなのですが、データ移行の面倒くささ、使い方の違い、移行したデータの崩れ具合、などが心配で、どうしたらよいか決心できずにいました。

今回、思い切ってデータを移行し、OneNoteの使い勝手を試してみました。

OneNoteにデータを移すには

私はWindows10を使っていますので、以下は、おそらくWindows10の場合の手順になると思います。

先ず、「OneNote Importerのダウンロードページ」行き、そこで、「インポートツールのダンロード」で、インストール、設定(移すノートの選択、サインイン等)を行います。詳細については「EvernoteからOneNoteへ自動移行。「OneNote Importer」の使い方と、移行したノートブックの確認方法」などを参照してください。なお、「OneNote Importer」を使わない方法もあるようです。

データの移行が終わるとOneNoteが開かれます。

ところで、OneNoteには2種類あります。一つはアプリ(OneNote)、もう一つはデスクトップアプリ(OneNote 2016)です。後者のほうが機能が豊富です。前者はプリインストール(多分)であるのに対して後者はダウンロードをする必要があります。この先の処理は多分どちらでも考え方は同じかと思われます。

さて、データをインポートした直後、この段階では、OneNoteを開いても移行したはずのデータは画面に表示されません。必要なノートブックはひとつづつ指定して開いてください。

EverNoteからOneNoteへ移行するときの注意

先ず、二つのノートの階層の違いです。

EverNoteには、「ノートブック」と「ノート」があり、その他に「タグ」があります。一方、OneNoteには、「ノートブック」、「セクション」と「ページ」があります。「ノートブック」はほぼ同じで、「ノート」と「ページ」は対応します。移行の際、EverNoteの「タグ」は、「セクション」として扱われます。これについては、インポートツールで、タグを引き継ぐか否かの選択ができますので、私はタグを引き継がない設定にしました。

また、EverNoteでは「ノートブック」を2階層にできたのに対し、OneNoteでは1階層です。そのため、移行後、「ノートブック」と「セクション」の間で、階層の調整や名前の変更などを必要に応じて行う必要があります。

その際、OneNoteのアプリ、あるいはデスクトップアプリで、ノートブックの名前を変更しても、他の端末(PC、タブレット、スマホ)には名前の変更が反映されませんので、注意を要します。

解決方法ですが、OneDriveで名前を変更すると、全端末に反映されるようです。PCの中のOneDriveフォルダあるいはオンラインのOneDriveのいずれかで、その中の「ドキュメント」フォルダに「ノートブック」がありますので、そこで名前を変更してください。これで確かに全端末に名前が反映されます。

なお、「ノートブック」を削除する場合については、PCの「OneDrive」フォルダで削除してもすぐに復元されてしまいますので、オンラインの「OneDrive」で作業してください。

移行したノート(ページ)の表示については、画像の多いページ、HTMLをクリップしたページなどでは、かなりの崩れが見られました。しかし、新規に取り込んだ場合にはEverNoteに対して特に遜色はなさそうです。その他、EverNoteで付けたインデントがOneNoteには移行できないらしいなど、細かいところで問題がいろいろありそうです。

どちらを選ぶか

以上のようにして、ノートのデータを移行してみました。結構手間がかかりましたが、なんとか、望む形での移行が終了しました。

EverNoteは使い慣れていますので、OneNoteよりも操作が簡単に思えますが、初めてEverNoteを使ったときは相当悩んだことを考えると、OneNoteにもすぐ慣れるのかもしれません。

OneNoteで気に入った点は、アウトラインプロセッサ機能のあることです。ちょっと長い文章を書く時には便利です。

私のAndroidスマホのOSバージョンが古いため、OneNoteがインストールできません。困った。

さて、どちらを選んだたよいのか、大変迷うところです。もう少し使ってみて判断したいと思いっています。

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