後期高齢者、気象予報士試験に挑む 2. 記憶力がボロボロ ささやかな工夫

気象予報士受験の準備を始めてから一月半ほどになります。前の記事「後期高齢者、気象予報士試験に挑む 1. とにかく始めてみる」に書きましたように、勉強を始めて先ずぶち当たったことは、記憶力が低下していて新しいことが覚えられないこと、覚えてもすぐ忘れてしまうこと、脳の柔軟性が衰えているせいか頭になかなか入ってこないこと、そんなことが続くと気持ちが落ち込み、しばしば強烈な挫折感に襲われてしまうことです。

そんな状況で、今のところ、なんとか続けていますが、どのような工夫をしているのかを以下に書きます。

ぶち当たる壁

記憶力の問題

普段の会話で、「あれ、あれ。それ、それ」が多い私としては、いろいろと記憶して理解をしなければいけない気象予報士の試験を受ける、ということは論外のような気もします。いったいどうしたらよいのか途方にくれます。

とうことで、記憶力の低下にどう対処するか、ですが、1つ目はとにかく、繰り返し繰り返し入力する(参考書等を読む)ことが必要そうです。そのためには、思い立ったときに入力できる環境を整備することが大事そうです。

記憶力低下への2つ目の対応は、書くことかと思われます。書くことで記憶を確定させる、ということの他に、年とともにどんどん書けなくなっている漢字を覚え直す効果もありそうです。「一般知識」、「専門知識」の試験は回答が選択式らしいのですが、「実技試験」では、短いながらも文章を書く必要があるらしいので、手で実際に書く訓練は重要そうです。

気分の落ち込み

新しいことがなかなか理解できなかったり、自分の非力さに直面すると、すぐに落ち込んでしまう自分の傾向はなかなか消しされるものではありません。

それはそれとして、興味を持ち続け、挫折感をできるだけ減らすための工夫が必須です。

具体策

以上のことを考慮し、以下のような環境にしてみました。昔から、形から入るタイプだったおかげか、2ヶ月ほど続けていますが、今のところ、完全に放棄する前になんとか持ちこたえています。

  • 参考書等の電子化
  • 紙のノートの利用
  • 電子ツールの準備

参考書等の電子化

私はキャノンのドキュメントスキャナーを持っていますので、先ず、気象関係の参考書を電子化しました。ただし、書籍の電子化にはメリットとデメリットがあります。

電子化のメリットは、本が増えても置き場所の心配がない、どこでも好きなときに本を開くことができる、大量の本を持ち運べる、といったところです。

デメリットとしては、ディスプレイで読むより紙で読んだほうが頭に入るかもしれない、メモしやすさは紙に比べると劣る、本を裁断する(スキャンするには本をバラバラにする)のは抵抗感がある、などかと思います。でも、ディスプレイについては慣れることができますし、裁断も何度かすると慣れてきて抵抗感がなくなります。メモについては、書籍に書き込みをしない(pdfなので、書こうと思えば書けるが)ことにしました。

また、過去問を含むいろいろな資料はOneNoteに入れました。文字でも手書きでも入れやすそうです。WEBなどにある役に立ちそうな情報もOneNoteに入れます。

紙のノート

年とともに字が書けなくなってきているのは紛れもない事実です。実技試験では短文ながら文字を書かねばならないようですので、漢字を覚えるためにも紙のノートは必須かと思います。

紙のノートを使わず、タブレットなどをノートにすることも考えられます。しかし、紙のノートに書くとその経緯が残り、「やった感」が得られることもありますので、紙のノートを使うことにしました。私が持っているタブレットは少々古いので、手書きのレスポンスが少しまだるっこしく、ストレスなしにノートとして使うにはちょっと無理かもしれないということもあります(入力がストレスになっては元も子もありません)。

電子ツール

上述のように、参考書を電子化しましたので、現在、パソコン、タブレット、スマホとどれでも使えるようになりました。自分の机に向かうときはパソコン、別の場所ではタブレット、移動中や布団の中ではスマホ、と使い分けができます。これで、その気になったらどこでもできる体制ができあがりました。落ち込んだたら場所を変えられるし。。。

さあ、これで、どこまで持ちますか、、、

気象予報士関連の記事

私のブログの気象予報士試験の記事に関しご興味がありましたら、ページの右の「カテゴリー」の中の「気象予報士」をクリックしてみてください。気象予報士関連の記事のみが表示されます。

コメントを残す