自作してみた!太陽光発電 3.独立型と系統連系型

はじめに

ここでは、太陽光発電と系統(商用電源)との関係からみた太陽光発電の種類について書きます。

下は、「自作してみた!太陽光発電」の記事の一覧です。

太陽光発電の種類

太陽光発電については、公には次の2つのシステムがあります。

一つは、系統連系型太陽光発電で、もう一つは、独立型太陽光発電です。

前者は系統(商用電源)とつながる太陽光発電のことで売電ができます。後者は系統とつながっていない太陽光発電です。

これらは公に認められているシステムですが、この他に、太陽光発電した電気をグリッド・タイ・インバーターというものを介して系統につなげるシステムがあります。これは、系統側(家の外側)に電気を流すことができないため、売電はできず、電気代の節約ができるだけです。

系統連系型太陽光発電

太陽電池で作られた電力を家庭内で使うとともに、家庭内で使い切れなかった電力を電力会社に買い取ってもらう仕掛けがあります。家庭内から出ていく電流を逆潮流といいます。

太陽光パネルで作った電気をパワーコンディショナーで商用電源と同期した交流に変換します。

原則として、バッテリーは不要です。そのため、停電時には電力を使うことができません。しかし、バッテリーを持ったシステムもあるようです。

図中の緑、赤、青の各色の矢印は以下の電気の流れを表しています。

緑色:太陽電池で発電された直流電力の流れ
赤色:家庭に供給される交流電力の流れ
青色:家庭内で使用されずに売電される交流電力の流れ

太陽光発電の仕組み」からの引用です。

独立型太陽光発電

系統と完全に離れているため、災害時に対応できるシステムです。オフグリッド発電とも呼ばれます。太陽光パネルで発電しバッテリーに充電します。充電の制御はチャージコントローラーで行います。普通の家庭用電気機器を使うときは、DC-ACインバーターで交流100Vにして使います。

蓄電システム.com」より引用

グリッド・タイ・インバーターを使った太陽光発電

実験的に商用電源につなぐには、「グリッド・タイ・インバーター」という機器を使う方法もあります。下の図のように、この機器を家庭の100Vのコンセントに差し込むだけでとても簡単に低コストで太陽光発電システムを作れます。

法律的にはグレーなところがあるようですが、家の外に電流が流れ出さなければ(逆潮流がなければ)黙認、あとは自己責任、ということのようです。なお、この場合、売電はできません。電気代の節約にはなります。

バッテリー併用のグリッド・タイ・インバーターもあるようです。その場合は、非常時にも使えるようになります。

NPO法人非電化地域の人々に蓄電池を送る会」より引用

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