WordPress.comから、さくらのレンタルサーバーへ引っ越し

この投稿では、WordPress.comで書いてきたブログをレンタルサーバーに移したときの悪戦苦闘の様子を書いています。参考になればさいわいです。

WordPress.comでの使用状況

今まで、WordPress.comでブログを書いていました。街歩きの記録で、写真を沢山使っていたため、テーマはRowlingで、ギャラリー表示のできるプラグインを使っていました。

私は、他にも幾つかのメディアを分散して使っていたため、この際できるだけまとめることにし、WordPress.comの引っ越しも挑戦することにしました。

そこで、さくらインターネットのレンタルサーバーを使い始めたのですが、この辺りのことは別の投稿に書いてあります。

さくらインターネットのレンタルサーバー

さくらインターネットのレンタルサーバーでは、初期ドメインと独自ドメイン、サブドメイン等の複数ドメインを使えますので、WordPress.comからサブドメインへの引っ越しを試みました。ところが、ドメインを変えたり等といろいろやっているうちに、データベースの名前、フォルダーの名前などに混乱を起こし、何度もやり直しをしてしまいました。

最終的には初期ドメインに入れることになりました。というか、そうなっていました。後でわかったことですが、どのドメインにいれても、やり方に違いはない、ということはいえます。

WordPress.comからエクスポート

そこで気を取り直してエクスポートです。

エクスポートするには、管理画面で「設定」をクリック、「エクスポート」をクリックします。そこで、「すべてエクスポート」をクリックします。そうすると処理が始まり、圧縮ファイル（ZIPファイル）がＰＣにダウンロードされます。中には、私の場合、ｘｍｌファイルが３個入っていました。インポートの際にファイルサイズの上限があるため、分割されたようです。

さくらのサーバーへインポート

さて、次はサーバーへのインポートです。ここでも何度も失敗しました。

先ず、正しいと思われるやり方を書きます。

「サーバーコントロールパネル」で、データベースを設定し、WordPressをインストールします（このあたりのことは別の記事に書いてあります）。そこで、なにも手を加えないまっさらな状態で、WordPressの管理画面で「ツール」、「インポート」を選び、「WordPress」の「今すぐインポート」をクリックします。その後指示に従い進めますが、その際、ネットでも話題になっているようですが、「添付ファイルをダウンロードしてインポートする」という設定があります。これについてはチェックを入れます。私はそれで成功しました。なお、インポートには結構時間が掛かりますので（データのサイズによりますが、私の場合は数十分）、データの転送が終わるまで他の処理をせずに、じっと待つことが大事なようです。

ところが私は上とは異なったやり方をして、いろいろと失敗しまして大変な苦労をしました。以下にその様子を書きます。

先ず１回目です。WordPressをインストールして、WordPressの管理画面でインポートしたのですが、画像が入れ替わっていたり、メディアでは画像が２毎づつ入っていたり、と相当ひどい状態になっていました。テーマやプラグインをWordPress.comと合せてみましたが、ひどい状態は変わらずでした。

この時の失敗の原因は、どの程度の処理時間が必要なのかが分からず、処理が終わる前に画面をクリックしたり、移動したり、と余計な処理をしたためだったようです。

そこで、気を取り直して、データベースを削除し再設定し、WordPressも削除してから、２回目のWordPressのクイックインストールを行いました。しかし、そこで私は、１回目の失敗はテーマプラグインが異なる状態でインストールしたせいかと考え（結果的に、これは大間違い）、テーマ、プラグインをインストールした後で、インポートを行いました。そして当然にも、画像が抜けたり、画像が二重に現れたりとやはり使えない状態になっていました。

これでもうだめかと諦めかけていたのですが、念のためと思いググってみると、「WordPressインポートに躓いたら基本に戻ろう」という記事がありました。これを参考にして（少し上に書いた「正しいと思われる方法」で）、まっさらな状態でインポートし、じっくりと腰を落ち着けて処理する、という３回目の試みをしてみたところ、今度は成功の匂いがプンプンしてきました。

WordPressのインストール後、まっさらな状態で、焦らずにインポートすることが鍵だということが分かりました。