mBlock5にArduino Unoをつなぐ

mBlock5はScratch3.0をベースに拡張したもので、Arduino Unoや様々なデバイス、あるいは機能を利用できるようになっています。Web版とDesktop版があり、どちらもほぼ同じような操作で使うことができます。現時点(2020/6/3)での違いは、以下のようなところです。

  • Web版で立ち上げるには、「mBlockのサイト」から「ウェブ版」をクリックします。Desktop版では、「mBlockのサイト」から「ダウンロード」してインストールしておきます。
  • Desktop版では、現在、Windows、Macその他で動くようですが、Linuxの場合は、Scratch2.0ベースのmBlock3にしか対応していないようです。
  • Web版では、デバイスを使う場合、mLinkをインストールしておく必要があります。
  • 拡張できるデバイスに違いがあり、例えば、micro:bitはDesktop版では使えますが、Web版では使えません。

mBlockの操作

ここでは、Window10のWeb版で、Arduino Unoをつなぐところまでやってみます。

mBlockが立ち上がると下のような画面が現れます。

上の画面の左側に、「スクリプト」と「背景」があります。これらはScratchでお馴染みですが、その他に「デバイス」が見えまます。デバイス、例えばArduino Unoを使いたい場合は、ここをクリックします。「デバイス」をクリックすると下の画面のように変化し、Codeyのメニューが現れます。デバイスを追加したい場合は、赤丸で囲った「追加」をクリックします。

「追加」をクリックすると、下の画面のような拡張可能なデバイスライブラリが表示されます。この中から目的のデバイスを選びます。

今回はArduino Unoを使いたいので、Arduino Unoをクリックすると元の画面にもどります。画面中央にArduino Unoのメニューが増えていることが分かります。

上の画面の左下に、「アップロードモード切り替え」というのがみえます。mBlock5にはアップロードモードとライブモードがあり、前者はMakeCodeエディターの(ちょっと違いますが、Arduino IDEの)感覚、後者はScratchの感覚、といえば分かるでしょうか。今は、前者のように使いたいので、「オン」のままにしておきます。

ここで、適当なプログラム、例えば、下のようにLチカを書きます。基板の上のLEDが2秒間隔でゆっくり点滅するプログラムです。

プログラムができたところで、上の画面の左下の「接続」をクリックします。但し、Web版の場合はクリックする前に、mLinkをインストールしておいて下さい。インストールしていないと、お叱りのメッセージが出ます。上の画面で「接続」をクリックすると下のような画面が現れます。正確に書くと、下の画面は、「すべての接続可能なデバイスを表示する」にチェックを入れた後の画面です。

上の画面で「接続」をクリックすると、左下がチョット変化した画面に変わります。そこで、左下の「アップロード」をクリックすると、スケッチ(プログラム)がコンパイルされArduino Unoに転送され、自動的に、Arduino UnoのLEDが点滅開始します。

以上のような一連の作業でArduino Unoのプログラム開発に取りかかれます。

なお、別のデバイスを繋ぐ場合は、上の画面の左側のArduino Unoの✕印をクリックし、デバイスを削除し、新たなデバイスを選びます。

ファイルの操作を含むその他の操作は、MakeCodeエディターやScratchなどからの類推で大体わかると思います。

 

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