古いノートPCにUbuntuをインストールしてみた
10年ほど前に購入したWindowsノートPCにUbuntuをインストールしてみました。UbuntuはLinux系のOSです。インストールに当たり、Windowsは残さず、Ubuntuのみをインストールする方法にしました。
今回の目標
私のところには昔使っていたWindowsノートPCが何台かあります。Windowsで使うには重すぎるため、Linux PCにすると使えるようになるかもしれない、というのが一つの期待です。又、私は、日常的に使うファイルはクラウドに保存しているたり、オンラインアプリを使ったりしているため、クラウドにアクセスできる端末が増えるとありがたいところです。
若い頃はUNIXのコマンドをある程度使いこなせるようになりたいと努力したこともありました。ラズパイも触ってみました。でも、後期高齢者になった今、コマンドは忘れているし、新たに覚えるのはほとんど不可能に近いしで、当面、CLIをできるだけ使わずにGUIでやってみます。
インストール
今回インストールに使用したのは、NEC製ノートPCの Lavie LL850/D という10年ほど前の機種です。アップグレードを繰り返し、Windows10で使っていたのですが、動作が重くて実用的ではなくなっており、ホコリを被っていました。
インストールの方法はいろいろあるようなのですが、私の本棚にあった2019年の日経LINUXの付録DVDを使いました。新しいバージョンを使いたければ、最新のものをダウンロードしてISOファイルをUSBなりDVDに焼けばよいのですが、今回はアップデートとアップグレードも試してみたいので、古いバージョンのDVDでやってみました。時間は相当掛かりましたが、なんとかできました。なお、Linuxのインストールについては、インターネットで検索するとものすごい数の情報が見つかりますので自分に合った方法を参考にするとよいと思います。
手元にあったDVDのバージョンは、「Ubuntu 18.04.2 LTS」です。古いPCにDVDをセットし立ち上げると、「ようこそ」の画面に「Ubuntuを試す」と「Ubuntuをインストール」とが現れるので、後者を選びます。以後、指示に従いインストールしますが、私は「ディスクを削除してUbuntuをインストール」するようにしましたので、Windowsは完全になくなります。
インストール終了後再起動し、Ubuntuの画面が現れたら、Dock(画面左側のアイコン)にある「ソフトウェアの更新」を使いアップデートします。
アップグレード
その後、現時点での最新OSにアップグレードしました。通常は端末アプリを使いアップグレードするようなのですが、Ubunutuを最初に立ち上げたときに、いろいろといじっていたらアップグレードを促すメッセージが出ましたの、今回はそれに従いアップグレードをしました。その結果、今、バージョン22.04になっています。なぜアップグレードができたのかよく分かっていません。
ブラウザGoogleChromeの追加
Ubuntuの標準のブラウザはFirefoxになっています。Googleドライブを使いたかったので、GoogleChromeをインストールしました(Firefoxでもできるみたいですが)。
その手順は、先ず、Firefoxブラウザを起動し、グーグル公式ダウンロードサイトに入ります。Firefoxで、「Googlechrome」、「ダウンロード」の単語で検索するとすぐ見つかります。サイトに入り、「Chrome をダウンロード」をクリックし、「64 ビット .deb(Debian/Ubuntu用)」選択します。その後、指示にしたがいインストールします。
できるようになったこと
ワードプレスの編集、Oneノートのアクセスの他に、Googleドライブのデータも使えるようになりました。
ただし、Googleドライブをブラウザで開く場合には、大きなファイル(百数十MB以上)は開けないことが分かりました。大きなファイルを扱うためには、Googleドライブをマウントする方法があります。これについては、別の記事で書きます。
いろいろありましたが、Ubuntu端末でもオンラインのドキュメントが使えるようになりましたので、読書や、資格試験の学習などで活用しています。