「言語哲学がはじまる」野矢茂樹(岩波新書 2023)
先ず、言語哲学とは何か、ということが問題です。Wikipediaによると以下のとおりです。
言語哲学の定義
言語哲学(げんごてつがく)は、言語が私たちの思考や文化にどのように影響を与えるか、また言語の本質や機能について深く考える学問です。
上の説明では、私には捉えようがありませんが、著者はこの本で「どうして言語は新たな意味を無限に作り出せるのか」という疑問から始めています。分からないながらも読んでみました。この本では、フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインの思想について比較しながら順序よく疑問を設定し、読者にも考えさせる、という形の記述になっていますので、読んでいる途中、私も一緒に考えたくなっていました。しかし、ウィトゲンシュタインの入門書は読んだことがあるものの、フレーゲやラッセルの言語理論をまったくしりませんので、なかなか大変でした。その瞬間には分かった気になっても直ぐに忘れてしまい脳みそがグジャグジャになっていきますので、結局ついて行けなかったことは確かです。でも「言葉の哲学」というのは、とびきり楽しそうだな、とは感じました。
さて、頑張って読んでみたのですがなかなかついて行けなかったので感想が書けません。そうだ、こういうときは生成AI頼みだ!!というわけで、Copilotに要約の作成をおねがいしました。それを見て、へー!、そうだったのか、と思った次第です。
Copilotに「野矢茂樹の著書「言語哲学がはじまる」を要約してください」と書いたら以下のように回答してくれました。本そのものをまとめたのではなく(当然かも)、書評などをもとに作っているようです。なお、下の引用は、見やすくするため少し整形してあります。
野矢茂樹『言語哲学がはじまる』について、検索結果に基づきつつ(岩波書店の紹介や書評など)、本書の核心が自然に伝わるようにまとめてみます。
🧠『言語哲学がはじまる』要約
野矢茂樹が、フレーゲ → ラッセル → ウィトゲンシュタインという20世紀初頭の言語哲学の源流を、読者と一緒に「考えながら」辿る入門書です。
単なる歴史紹介ではなく、三人の天才がどのように「言葉とは何か」「意味とは何か」という根本問題に挑んだのか、その思考の息遣いまで追体験できる構成になっています好書好日。
🔑 本書を貫く中心テーマ
1. 「意味とは何か」への挑戦
言語哲学の核心である「意味」の問題を、
・ 固有名の意味
・ 文の意味
・ 認識価値(同じ対象を指しても、表現によって情報量が変わる)
などの論点から丁寧に掘り下げる。
2. 新しい意味を無限に生み出せるのはなぜか
人間は無数の新しい文を理解できる。
その理由をめぐって、
・ 語の意味が先にあると考える「要素主義」
・ 文の意味が先にあり、語の意味は文脈で決まるとする「文脈原理」(フレーゲ)
が対立する。
フレーゲは両立しにくい「文脈原理」と「合成原理」を同時に掲げ、ラッセルは要素主義へ突き進み、ウィトゲンシュタインは文脈原理を徹底する。
この三者の緊張関係を、野矢が鮮やかに解きほぐしていく。
👤 主要な哲学者たちの位置づけ
フレーゲ
・ 文脈原理:「語の意味は文の意味の中で決まる」
・ 合成原理:語の意味が決まれば文の意味が決まる
固有名の「意義」と「指示」の区別(認識価値の説明)
ラッセル
・ 要素主義を徹底し、確定記述や命題関数の理論を展開
・ フレーゲの文脈原理に対して批判的
ウィトゲンシュタイン
・ 初期はフレーゲ寄りの文脈原理を尊重
・ 言語の意味を「使用」によって理解する方向へ(後期への橋渡し)
📚 本書の特徴
「少し考えてみて」という読者参加型の問いかけが随所にあり、思考のプロセスを共有できる。
専門的な議論を、野矢らしい明晰で柔らかい文体で解説
ウィトゲンシュタイン入門としても優れている
🎯 一言でまとめると
言語哲学の三巨人が「意味とは何か」をめぐって繰り広げた知的格闘を、読者自身が追体験できる本。
言葉の哲学が“はじまる”瞬間を、自分の頭で味わえる一冊。
