「生成AIと脳 この2つのコラボで人生が変わる」池谷 裕二(扶桑社新書 2024)

池谷氏の書くものはいつも分かり易いのですが、この本も、生成AIに関してとてもわかり易く書いてあります。そして、池谷氏の生成AIの活用の仕方のすごさには驚かされました。著者自身の研究におけるAIの活用、授業、試験での活用など、生成AIがなければまったく成り立たないことがよく分かります。

そういう内容なので、この本を読むと、生成AIを使ってみようという気になります。実際、一旦はこの本の要約を書こうかなと思ったですがなかなか難しいため、ならばと、試しにこの本の要約をCopilotに尋ねてみることにしました。Copilotの答えは以下のとおりです。

上が、Copilotの作った要約です。そんなことが書いてあったかなと思うような記述もあるのですが、それにしてもよくできています。そうか、要約というのはこんな風に書くのか、と感心させられます。明らかに私のレベルを越えています。

でも、気を取り直して、私の読後の印象も少し書いておきます。

著者は「毎朝約200~300本の論文をチェックする習慣がある」そうですが、この本数には驚きました。私の場合は(半世紀程前の昔の話ですが)ルーチンとしては1日せいぜい数本、たっぷり時間を使っても1日10本程しかチェックできなかったと思います。AIの力を使っているとはいえ、その数には驚き以外はありません。

著者は、人間とAIが協調し豊かな社会を築ける、とAIの将来に非常に楽観的な見方をしています。人間にとって理想的なAIができるのだとすればそうかもしれませんが、私には不安が尽きません。AIを設計する人、AIを所有する人、管理する人の思惑しだいでAIはどうにでもなると思うのですが、それについて著者はどう考えているのでしょうか。現在でも、中国で運用中の生成AIは、政権に都合の悪いことは答えないそうです。AIの将来を楽観視することなんて私にはとてもできません。

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