「生成AIと脳 この2つのコラボで人生が変わる」池谷 裕二(扶桑社新書 2024)
池谷氏の書くものはいつも分かり易いのですが、この本も、生成AIに関してとてもわかり易く書いてあります。そして、池谷氏の生成AIの活用の仕方のすごさには驚かされました。著者自身の研究におけるAIの活用、授業、試験での活用など、生成AIがなければまったく成り立たないことがよく分かります。
そういう内容なので、この本を読むと、生成AIを使ってみようという気になります。実際、一旦はこの本の要約を書こうかなと思ったですがなかなか難しいため、ならばと、試しにこの本の要約をCopilotに尋ねてみることにしました。Copilotの答えは以下のとおりです。
🧠『生成AIと脳~この二つのコラボで人生が変わる~』要約
🌟 本書のテーマ
生成AIの急速な発展を、脳科学者である池谷裕二氏が「人間の脳との協調」という視点から読み解き、 AI時代に人間がどう能力を発揮し、どう生きるべきかを示す一冊。
📘 内容のポイント
1. 生成AIとは何か(第1章)
- 生成AIの仕組みや歴史を、脳の働きと対比しながら解説。
- AIは「文系的」な性質を持ち、曖昧さや文脈処理が得意とされる。
2. 人生を変えるAI活用スキル(第2章)
- プロンプトの書き方や、AIを使いこなすための具体的なコツを紹介。
- 「空気が読めない人はAIも使いこなせない」という示唆が象徴的。
3. AIは“私以上に私を知る”存在(第3章)
- AIが膨大なデータから人間の性格や傾向を推定できる可能性を論じる。
- カウンセリングや診断でAIが人間を超える場面も出てきている。
4. 生成AIが抱える10の問題(第4章)
- バイアス、誤情報、著作権、責任の所在など、社会的・倫理的な課題を整理。
- 特に「偏見や差別の助長」は深刻なリスクとして強調される。
5. AIがもたらす“新しい脳の使い方”(第5章)
- AIに任せられる部分が増えるほど、人間は「選ぶ力」「判断力」が重要に。
- 記憶力よりも“センス”や“価値判断”が問われる時代になる。
6. AIは“神”なのか?(第6章)
- AIに意識はあるのか、理解とは何かという哲学的テーマに踏み込む。
- AIは万能ではなく、最終的に「決める」のは人間であると結論づける。
🎯 著者のメッセージ(要点)
- AIがあっても人間の価値は失われない。
- むしろ、AIに苦手な部分を任せることで、人間は“人間らしい行為”に集中できる。
- 完璧なAIも人間も存在しない。だからこそ協調が重要。
🔍 この本が示す未来像
- AIは脅威ではなく、脳の拡張装置として使うべき。
- AIと脳のコラボは、仕事・学習・創造性のすべてを変える。
- ただし、AIを使いこなすには「努力」や「判断力」がこれまで以上に必要。
上が、Copilotの作った要約です。そんなことが書いてあったかなと思うような記述もあるのですが、それにしてもよくできています。そうか、要約というのはこんな風に書くのか、と感心させられます。明らかに私のレベルを越えています。
でも、気を取り直して、私の読後の印象も少し書いておきます。
著者は「毎朝約200~300本の論文をチェックする習慣がある」そうですが、この本数には驚きました。私の場合は(半世紀程前の昔の話ですが)ルーチンとしては1日せいぜい数本、たっぷり時間を使っても1日10本程しかチェックできなかったと思います。AIの力を使っているとはいえ、その数には驚き以外はありません。
著者は、人間とAIが協調し豊かな社会を築ける、とAIの将来に非常に楽観的な見方をしています。人間にとって理想的なAIができるのだとすればそうかもしれませんが、私には不安が尽きません。AIを設計する人、AIを所有する人、管理する人の思惑しだいでAIはどうにでもなると思うのですが、それについて著者はどう考えているのでしょうか。現在でも、中国で運用中の生成AIは、政権に都合の悪いことは答えないそうです。AIの将来を楽観視することなんて私にはとてもできません。
