「気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科専門知識編〉 (らくらく突破) 改訂新版 」気象予報士試験受験支援会(技術評論社 2014)

この本は、気象予報士試験の受験テキストです。気象予報士試験は、学科と実技に別れており、学科は更に一般知識と専門知識に別れています。このテキストは専門知識編で気象観測、数値予報、災害・警報等の分野をカバーしています。なお私は気象予報士試験の実技試験には合格できませんでした。が学科試験(一般知識と専門知識)は合格していますので、この記事の学科試験の部分はある程度信用していただいてもよいかもしれません。

対象となる分野

このテキストで扱っている分野は、気象観測システム、数値予報システム、災害関連等通知が含まれているのです。気象システムは技術科学的な進歩もあり、それらはどんどん更新されていますし、災害関連についても最近の気象変動もあり見直しが多く、テキストの記述内容が実際とは合わないところが増えています。

このテキストを購入したのは2021年で、改訂新版の第10刷です。テキストの記述自体はしっかりしていますが、一般知識と違い、当時(私が購入した頃)既に内容が古くなっており、常に他の資料、サイトなどを参照し、最新の情報を突き合わせる必要がありました。

目次

目次は以下のとおりです。
第0章 学科専門知識の学習方法
第1章 地上気象観測の知識
1-1 地上気象観測
1-2 風の観測
1-3 降水量の観測
1-4 相対湿度、露点温度の観測
1-5 地上気圧の観測
1-6 日照・日射の観測
1-7 視程の観測
1-8 雲の観測
1-9 大気現象の分類と天気の種類
1-10 海上観測
1-11 アメダス
第2章 高層気象観測
2-1 ラジオゾンデ観測
第3章 レーダーによる気象観測
3-1 気象レーダー観測
3-2 気象ドップラーレーダー
3-3 ウィンドプロファイラによる風観測
第4章 気象衛星観測
4-1 気象衛星画像の知識
第5章 数値予報
5-1 数値予報のしくみ
5-2 数値予報モデルの種類
5-3 数値予報の短所とガイダンス
第6章 短時間予報・短期予報・中期予報の知識
6-1 ナウキャスト
6-2 降水短時間予報(短時間予報)
6-3 短期予報
6-4 降水確率予報
6-5 天気分布予報・時系列予報
6-6 週間予報(中期予報)
第7章 アンサンブル予報
7-1 アンサンブル予報
7-2 週間アンサンブル予報
7-3 季節予報
7-4 1か月予報
7-5 3か月予報・暖候期・寒候期予報
第8章 予報精度の評価法
8-1 予報精度評価法
第9章 台風
9-1 台風
9-2 台風進路予想図
9-3 台風と気象衛星画像
9-4 台風の気象学
9-5 台風と災害
第10章 さまざまな気象現象
10-1 温帯低気圧
10-2 梅雨
10-3 寒冷低気圧
10-4 冬型の気圧配置
10-5 南岸低気圧
10-6 雷と積乱雲の知識
第11章 気象情報と気象災害の知識
11-1 気象現象と災害
11-2 注意報・警報の知識
11-3 特別警報
11-4 さまざまな気象情報
第12章 専門知識に関する付録
12-1 日本三大局地風の知識
12-2 ジェット気流の知識
12-3 下層ジェットの知識
12-4 高気圧の知識

なお各章の終わりには、練習問題と解答解説が付いています。

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